「航空機産業生産技術・品質保証に係る人材育成研修」(第2回)を中部大学で開催!<br>受講者を募集します
愛知県では、県内の航空機産業における中小サプライヤー企業等が生産工程の設計から品質保証までの一貫生産を実現するために必要な工程設計等の中核的な役割を担う生産技術者の養成や、品質保証能力の核を担う従業員を養成することを支援するため、今年度、中部大学において「航空機産業生産技術・品質保証に係る人材育成研修」を実施しています。
第2回となる今回は、航空機部品製造におけるプロセス作業の中で代表的な表面処理の作業内容や行程管理・品質保証の説明、アルミニウムの表面処理や塗装・塗装後の各種試験方法、Nadcap認証(表面処理特殊工程認証)の仕組みを中心とした講義を行います。
なお、本研修は5回開催する予定です。皆様の御参加をお待ちしています。
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【日時】 2019年11月29日(金) 午前10時から午後5時15分まで(開場 午前9時30分) 【会場】 中部大学キャンパス内 2号館2階 中会議室 (愛知県春日井市松本町1200 電話0568-51-6583) 【講義】 ①航空機製造におけるプロセス作業
□講師
株式会社 MHIエアロスペースプロダクション製造部
課長 市川 潤(いちかわ じゅん)氏
□内容
航空機部品製造におけるプロセス作業を解説します。 厳しい環境条件にて使用される航空機部品の材料特性、表面状態を創りこむために必要不可欠となるプロセス技術及び製造プロセス管理について、代表的な表面処理である洗浄・化成処理・陽極処理・塗装等の作業内容や行程管理・品質保証を中心に説明します。
□時間
午前10時から午前12時まで ②航空機部品の表面処理概要
□講師
中部大学工学部宇宙航空理工学科
教授 鈴木 博(すずき ひろし)氏 □内容
航空機は過酷な環境条件で使用されるため、主要な構造部材であるアルミニウムには、腐食を防止するため適切な表面処理や塗装が施されています。本講では、まずその腐食の形態やその原因などを少し理論的な面も含め説明し、続いてアノダイズ処理の前処理(洗浄)、アノダイズ処理の皮膜の形成過程、後処理としての封孔処理などにつき概説します。その他化成処理、塗装、アノダイズや塗装後の各種試験などについても説明します。 ※アノダイズ処理・・・アルミニウムに耐食性や耐摩耗性を付与し、着色をして装飾することを目的とした表面処理
□時間
午後1時から午後3時まで
③Nadcap認証(表面処理特殊工程認証)について □講師
中部大学コーディネーター(前職 三菱重工株式会社)
浅野 益之(あさの ますゆき)氏 □内容
中部大学での高度生産技術者育成を目的とする教材作成(航空機生産技術・特殊工程解説書、Nadcap・Body of Knowledge対訳版と用語集)および研究会の活動を“表面理”を主体に紹介します。 □時間
午後3時15分から午後5時15分まで ※内容は一部変更になる場合があります。
【対象者】 航空機部品の一貫生産などの生産高度化への取組を実施中又はお考えの県内中小企業の方
【参加費・定員】
無料・30人程度(申込先着順)
【詳細】 愛知県Webサイト
こちら 【申込方法・申込期限】 企業名、部署内、氏名、メールアドレス、電話番号をメールにより以下のアドレスまでお申し込みください。
【申込期限】
2019年11月25日(月) ※期限を過ぎておりますが、随時受付しております。皆様の参加をお待ちしております。
【申込メールアドレス】kanda-t@isc.chubu.ac.jp
【申込み・問合せ先】 中部大学 工学部 宇宙航空理工学科 苅田 (県委託先)
□電話
0568-51-6583 □FAX
0568-51-1478 □メールアドレス
kanda-t@isc.chubu.ac.jp https://www3.chubu.ac.jp/astronautics_aeronautics/news/25551/
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